こんにちは。カフェリコラボ 重野です。
あなたはひじきが好きですか?
私は味と歯ごたえが大好きで、小さな頃からよく食べてきました。
ひじきって食物繊維や鉄分が豊富で
健康食材のイメージが強かったですよね。
でも最近は、ひじきをとりまく環境が一転しているのを
ご存知ですか?
鉄分の王様というのは過去の話し
ひじきに鉄分はほとんどない
子供の頃、、どころかつい数年前まで、
「ひじきは鉄分の王様」と言われていました。
私は貧血気味だったので
鉄分がとれるようにと、母はよくひじきの煮物を作ってくれました。
食物繊維も多いからおなかの調子もととのうので
ひじきを食べると元気になるような気がして
それも含めて大好きだったのです。
でも2015年に改定された日本食品標準成分表で、
突然ひじきの鉄分が激減!!
なんとなんと
乾燥ひじき100gあたりの鉄分が、58.2mg→6.2mgになったのです。
私はこのことを知ったとき、
「ちょっとちょっと信じられない」と呟いてしまいましたよ。
理由は単純で、
以前は鉄鍋で煮て乾燥していたけれど、今はステンレス鍋を使用しているからだそう。
・・ってことは、
今までひじきの鉄分だと思っていた鉄は、
鍋の鉄 だったということか!!
騙されていたような気もしますが、
どっちにしても鉄は食べられていたので、
体に害はなかった。どころか益がありましたよね。
でも今は、貧血だからってひじきを食べても意味はまったくないと言うことです。
問題はひじきに含まれるヒ素
鉄は残念なことになりましたが、
さらに残念ですまないのがひじきのヒ素問題です。
これは、ひじきの鉄問題よりも少し早い2004年(だったと思う)。
イギリスの食品規格庁が、
ヒジキを食べないように英国民に対して勧告を出しました。
その理由はFSAの調査で、「ヒジキに発ガンリスクの指摘されている無機ヒ素が多く含有している」
という結果が得られたためとしています。
厚生省は、私たちの食べるひじきの量では健康に害はないと言っています。
でも、、、毎日毎日ひじきを食べている人や、
鉄分が少ないことを知らずに、
私の子供時代のように、もし貧血予防にと毎日たくさん食べている人がいたら
正直心配です。
ひじきのヒ素問題、案外知られていないですから。
海藻全般にヒ素は含まれているけど
ひじき以外は毒性が低い
ヒ素は自然界(海水)にあるので、
ひじき以外の海藻にも含まれているそうです。
ただし、ひじき以外の海藻に含まれるのは毒性の低い有機ヒ素。
ひじきに含まれるのは無機ヒ素で、
かつ濃度が高いので毒性が高いと言われています。
けれど今までに、ひじきをたくさん食べて害が出た例はないみたい。
とはいえ、知ってしまうと食べる気がダウンしてしまうのも事実。
ひじきは食物繊維が豊富
腸活(便秘解消)にはとっても役立つ
ひじきは食物繊維もミネラルも豊富。
とくに食物繊維は、乾燥ひじき100gに43.3gも含まれてて
食物繊維の優等生。
腸活にうってつけの食べ物なのに、、、
とっても残念。
ひじきは日本の文化食でもあるので、
悪者にはしたくないなーと、心から思います。
そこで、ひじきを安心して食べるための
料理ポイントを聞いてください。
ひじきのヒ素抜き法3つのポイント
ひじきを食べるか食べないかは、個人の自由です。
私はたまに食べたいと思っているので、
「ヒ素抜き」をして料理します。
ひじきに含まれるのは水に溶け出すヒ素なので、
とにかく出来るだけ水に出ししまうことが重要です。
農林水産省によると、
家庭内で乾燥ヒジキを調理するときには、
水戻し後にさらにゆでこぼすのが有効としています。
乾燥ヒジキ中の無機ヒ素の9割程度まで減らせるそう。
「水戻し」で5割程度、「ゆで戻し」でも8割程度減らせるとのこと。
私が心がけていることは
1.必ずしっかり水で戻す
2.必ず茹でこぼす
3.どちらもたっぷりの水を使う
少ない水だと効果が少ないように思うので、
たっぷりの水を使うようにしてください。
私が学生の頃は、
1.ひじきの栄養を逃さないよう、少ない水で時間をかけて戻し、
2.味を逃さないよう、茹でこぼすことなく煮物にする
方法を教わりました。
これ、全然だめだめ調理法!!
時代が変わったなーとつくづく思います。
これからも食べ過ぎることなく、
時々、美味しく味わおうと思っています。
便秘解消には抜群に効果があるので、
腸活にも有効です。
(子供達にはあんまり奨められないな、というのが正直な気持ち)
それにしても、、、
この情報ってあまり知れ渡っていないですよね。
どーしてかしらねー。
========================
「腸活したい」と思ってるのに
なかなか始められず悩んでいたら、
【無料メールレッスン】はじめての腸活に是非参加してください。
お申し込みはここをクリック♪→
腸活料理研究家/CafeRicoLABO代表 重野佐和子
最新記事 by 腸活料理研究家/CafeRicoLABO代表 重野佐和子 (全て見る)
- 闘病はボルダリングと似ている - 2022-11-30
- コロナと腸内環境の関係がわかってきた - 2022-09-01
- 大腸がんレシピ本 今年も増刷!! - 2022-06-12
この記事へのコメントはありません。