こんにちは。重野です。
年末年始、今年は例外とはいえ
食べたり飲んだりする機会がふえますね。
大腸がん手術後、
食べ過ぎると心配になるのが腸閉塞。
手術から月日が経っても腸閉塞が恐怖!!
という方もたくさんいらっしゃるようです。
でも美多味しい誘惑や食欲に立ち向かってばかり
いられないのが人間です。
とくに腸閉塞を起こしやすい人や
腸閉塞の経験がある人は
葛藤がありますよね!!
今日はお正月の食事対処法を、考えていきましょう。
腸閉塞予防の基本は食べ方にある
手術直後は我慢のとき
大腸がん手術の直後なら、
年末年始も消化のいいものを
よく噛んでゆっくり食べること。
この基本は崩さないのがベスト。
でも家族がお節やご馳走を食べるのを横目に
我慢してばかりだと家族が憎らしく思えるし、
いつもは食べたくもないお節が食べたくなってしまうもの。
魚卵や練り物、根菜やこんにゃく、昆布や煮豆など、
お節には消化の悪い料理が多いので
これは絶対に食べない!!
「来年は食べられるから大丈夫♪」と思いましょう。
卵ものやキントンや海老(少しなら)は
食べ過ぎなければ心配ないので、
ゆっくり食べれば大丈夫。
ただし様子を見ながら。
お節は冷たいので胃腸を冷やし
胃腸の動きを弱くするので、
温かい飲み物や食べ物と一緒に
食べることをおすすめします。
その意味でも、熱々のお雑煮はおすすめ。
飲み込まないように気をつけて!!
なお、残念ながら・・・
ビールはお腹にガスがたまるので、やめましょうね。
腸閉塞は手術から年月が経っても不安
でも食欲に負ける人は多い
手術から年月が経ったても、
お節料理が消化が悪いことに変わりはありません。
「もう食べても大丈夫。」
と思うのに腸閉塞がすごーく心配な人はいませんか?
上手に心のバランスをとるしかないから、
これまた「よく噛んでゆっくり食べ過ぎない」という
基本の食べ方を忘れないことが
元気にお正月を過ごすベストな食べ方。
いちばんよくないのは、
腸閉塞が心配だからと、
いっぱい食べた後に下剤をいっぱい飲むこと。
そーゆー人、多いんです。
たしかにお腹は詰まらず腸閉塞の心配は避けられます。
気持ちはよーくわかりますよね。
食欲を満たす意味では良いのですが、
このやり方は大腸にものすごーーーーく負担です。
たぶん精神的にもしんどいのではないかと思います。
だってトイレのことが頭から離れなくなっちゃうでしょ?
腸閉塞の恐怖はしんどい
上手に食べて食欲を満たそう
結局のところ、
基本の食べ方を忘れないことが、
お正月を元気に楽しく過ごす
ベストな食べ方なのです。
消化の力が上がっていれば
お節をよく噛んでゆっくりと、食べ過ぎなければ
通常は問題ありません。
不安を超えた恐怖が先に立ちすぎると
食事がしんどくなってしまいます。
「これ大丈夫かな?」と思うものは
箸をつけない勇気をもって!!
「この食べ方なら大丈夫!」
そう思って、不安や恐怖を吹き飛ばしてください。
お正月も、美味しく楽しくすごしましょう!!
お餅のことも書いています。
大腸手術後の方は、ぜひ参考にしてください。
術後の腸閉塞!!年末年始は要注意!!
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腸活料理研究家/CafeRicoLABO代表 重野佐和子
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