この記事は、東日本大震災直後の2011年のブログ記事に加筆掲載しました。
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こんにちは。カフェリコ重野です。
震災以来、水や食べ物、土壌、海水汚染など、
私たちのカラダの基盤となるたべものが関わる問題に直面しています。
とてもナーバスな問題ですので、慎重に見ていきたいですね。
私は楽観しきっているのではありませんよ。
ただ、ヒステリックになる必要はないと考えているのです。
口に入れるものは私たちの体をつくるもの。
だからこそ、安全&信頼できるものでなくてはいけないし、
私個人の食生活は出来る限り健康で出所のわかる食べ物を選んでいます。
もちろん、カフェリコに使う素材については
それ以上に慎重に選んでいます。
けれど今回の件ほど、
情報をどうとらえるか?の個人差を感じたことはありません。
今、食の安全を不安視する、、、危険を呷る
健康情報があふれています。
私達は、どのように捉えていったら良いのでしょうか。
健康情報をどうとらえるか
実は私、大腸がんになったとき、散々健康情報について考えました。
西洋医学の治療法、東洋医学の治療法、民間療法からテレビネタまで、数えたらキリがない。
特に大腸がんは「欧米型食生活」が原因といわれるため食べ物とがんの関係に執着しました。
再発が不安で不安で、いろんな情報に振り回されるなか
「このままでは逆にまいってしまう」と思っていたころ、
1冊の本と出逢いました。
「食べ物とがん予防-健康情報をどう読むか」坪野吉孝著
です。
感覚ではなく「データで読めよ」という話しなのですが、
ご自身がご病気をされたときに、人の身体はデータだけでは解決できないこともある。
それが人間だと語っておられます。
また、がんについては前向きな調査(未来にむかって)がしにくいので、現実には過去の聞き取り調査であることなどもわかりました。
手付かずな分野であったことも。
坪野先生の本は、ほとんど読んでいますがどれも役立ちました。
今回の件をきっかけに、がん闘病中の方がたに、この本を紹介させていただきました。
情報をどう読むか?私たち自身の考えで選択していくことが大切だと思います。
人間は誰も刺激的なことや
たくさんの人が良いと言うことに
心が左右されます。
「自分や社会ににとって何が有効か?」
ただただ情報に振り回されることなく、
しっかり読み解いて受け止めていきましょう。
腸活料理研究家/CafeRicoLABO代表 重野佐和子
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