入院お見舞いはタイミングも大事
入院のお見舞いにいくとき、
「いつ行ったらいいの?」とか「何をもって行ったらいいの?」とか悩む人は多いと思う。
わたしも悩みます。
自分が大きな病気をしているからなおのこと、
「必要なものはないかな?」とか「今の時間は疲れてるんじゃないかしら?」とか、
いらぬおせっかいまで入るものだから、なおさら悩む。
大好きな友達Mが肺の手術をして、
彼女のお見舞いに行ったのは、手術から4日目のことでした。
悩みに悩み、結局手ブラで行った。
病院で、前日までICUに入ってて、病室に移ったのはお見舞いに行った日の朝だったと聞いて、
ちょっと早すぎたかしらと反省。
でも体に管が何本つながってたって、私はへいちゃらだから、彼女もへいちゃらで喜んでくれました。
消化器手術でなくても食欲不振になることも・・・
見たら、ベッドに私の著書「きょうも、おいしく」がころがってた。
写真を指差して、
「これ食べたいよ~」とか言われるのかな?と思ったら・・・
おなかを切ったわけでもないのに、食事がぜんぜんのどを通らないと言うのです。
食べると気持ち悪くなるのだ、こわいのだと・・・。
そんなわけで、点滴を外すことがでぎす栄養補給中だと教えてくれました。
食べられないのはおなか関係の人だけだと思ってたから、びっくりすると同時にとってもショックでした。
「食べれば元気出るんだけどね・・・。」と、本人&ご家族のみなさんが口ぐちに言う。
病人はみんな(ではないけど…)、同じなんだと、改めてつくづく思った。
私は急いでポカリスエットと黒あめを売店で買ってきて、「食べなね♪」と差しいれた。
このふたつは、なぜか病人の口にあうのだ。
次来るときは、喉越しがよくて栄養のあるものを差し入れよう!と決めて、
私は病院をあとにしました。
食欲が出ない人へのお見舞い食
次のお見舞いにもっていったが、こちら。
かぼちゃのスープ(左) &くずだまゼリー(右)
ふたつとも 著書「きょうも、おいしく」の中で紹介しています。
スープは甘くてぽってりしてて栄養満点!
食欲がないときでも、おいしく食べられる味です。
くずだまゼリーは、日本の昔ながらの滋養食・くず湯の冷たい版です。
のど越しがよいので、熱があってもおいしく食べられます。
手作りの黒蜜も添えました。
ひとつだけ、清々と食べられ青梅煮&シロップを入れてみました。
お見舞いにはこんな風に小分けしていくと便利です。
食べきりサイズにするのも、思いやり。
せっかくのおいしものが、こぼれたりしないよーに、ぴっちりパックしてもって行きます。
いちばん気をつけるのは、衛生です。
万が一なにかあってはイケナイので、新鮮な材料で直前に作るように心がけています。
器も清潔に、新しいものを用意するのがベストだと考えています。
食欲のない時こそ、からだが美味しいものが必要
1週間後これを届けたときはずいぶん元気になっていて、食欲も出てきてるみたいでした。
おうどんを食べたら、食事ができるよーになったのだ、と言っていた。
でも「食事をすると疲れるから、いっぱいは食べられない」とも言っていました。
おなかの病気に限らず、
術後は(大変カラダが消耗しているとき)、消化のよい料理を食べると
体に負担がかかりません。
スープをぺろりんと食べた姿を見て、つくづく思いましたよ。
病気のときこそ、おいしいものをカラダが必要としてるんだ!って…。
あらためて消化のよい食事の大切さを感じた、私なのでした。
腸活料理研究家/CafeRicoLABO代表 重野佐和子
最新記事 by 腸活料理研究家/CafeRicoLABO代表 重野佐和子 (全て見る)
- 闘病はボルダリングと似ている - 2022-11-30
- コロナと腸内環境の関係がわかってきた - 2022-09-01
- 大腸がんレシピ本 今年も増刷!! - 2022-06-12
この記事へのコメントはありません。